2024-8-6 早朝勉強会

主催者:慶元社長 参加者: 大阪 仙台 営業所

*用意するもの 経営計画書  仕事ができる人の心得

仕事ができる人の心得

【観点】

いかに自分が知らないかの認識をもつことです。4本の煙突も見る場所によっては、2本に見えたり、1本に見える。人は見た場所は言わず、自分の見た本数を言う。現場に行って手と口と足で見る。

【サンクスカード】
従業員同士で小さな行いに感謝しあい、コミュニケンを円滑にする。幹部は1ヵ月20枚以上を目標にする。

【仕入れ】
売れない商品は諸悪の根源です。現場担当者に仕入れをさせるとよい。現場を知らない仕入れ担当者よりはましです。デッドストックがなくなる。大量に仕入れれば単価が安くなるからといって、売れ足の鈍い商品を仕入れると、業績はどんどん悪化していくことになる。

【商品説明】
現物、パンフレット、カタログをお見せして説明する。専門用語を使わない。わかりやすくお客様の知りたいことを説明する。お客様は商品を見比べて買うので、上のランクから紹介するのが礼儀です。商品知識が不足していると、お客様に対する説明があいまいになり、商品に対してお客様が不安を感じ、販売に結びつかない。まず自分が、商品を100パーセント理解することが大切です。

【不都合な情報】
ことはすぐに社長の耳に入ってくるが、イヤな話はなかなか入ってこない。良いことは放っておいてもかまわない。イヤな情報ほど早く社長に報告する。そうしないと手遅れになる。報告すればペナルティはありません。
重役>悪い事を 良い事を中心
平社員>報告する人 に報告する人

【不満】
社長にもあるから、社員にあるのは当然です。でも、不満を言い続けて大成した人はいない。

ステンレス鋼について

ステンレスにはその成分によって大きく2つの種類に分かれ 
組織的には3つに分かれてています。

Cr系Cr  マルテンサイト系SUS4xx431,403,410,420,440…….
Cr系 18Cr  フェライト系SUS4xx  430,405……..
Cr-Ni系18-8  オーステナイト系 SUS3xx      SUS2xx304,304L,316.316L…..  

「ねじ」にもっとも多く利用されるのはオーステナイト系 でSUSのあと、頭が 3 で始まる鋼種
【SUS303】【SUS304】などが該当します。
ただ最近では加工性を向上させるため、実際には以下の材質が主に使用されています。

  • 小ねじ類:線材SUS304相当の冷間圧造用鋼種線材【SUS- XM 7】 が多く利用されます。
  • キャップ、ボタンキャップ類:【SUS- XM 7】へ移行しています。
  • タッピング類:主に焼きいれのできて硬い【SUS410】が利用されます。

一部のボルト、ナット、寸切ではSUS304の利用があります。

ステンレスの鋼種にはアメリカのAISIの記号ナンバーにあわせて3桁の数字で表すことになっています。日本独特の鋼種にはj1、j2などの連番がつきます。
この他析出硬化系(PHタイプ)【SUS6xx】、耐熱鋼板(SUH)、5%Cr系【 SUS5xx】 などがあります。

ステンレス鋼の特性

オーステナイト系ステンレス(SUS304・SUS304J3・SUSXM-7・SUS310S・SUS316L・SUS317Lなど)一般には18-8ステンレスとも呼ばれます。 
加工性:冷間加工だけで硬化し、熱処理では軟化します。(過熱注意約400℃以上結晶の細粒化ができません) 
    ※SUS304の場合600以上で粒界腐食が起きやすいです
磁性 :冷間加工で微弱な磁性及び高弾性を有し、熱処理状態で非磁性です。 
耐食性:耐食性・耐酸性は、固溶化熱処理が最良の状態です
靭性 :靭性が非常に大きく、かつ低温でもマルテンサイト系やフェライト系と比較しあまり低下しません。マルテンサイト系ステンレス(SUS403・SUS410・SUS416・SUS431など)

加工性:普通の鋼と同様に、高温から空冷急冷で硬化します。(焼入れ硬化 大)
    それを適当な温度で焼き戻しすることで広範囲な硬さ、強度、属延性及         び靭性を得ます
    溶接は、焼き割れを生じやすいです。(変態ひずみと焼き入れ硬化性があるため)
    強く、硬いので410はタッピングなどに利用されています。
耐食性:耐食性では他の系列のステンレスに劣ります。 
磁性 :常温で磁性を持っています。
耐酸性:常温において強い耐食性があります。※硫酸、塩酸(還元性):腐食します
低温性:マイナス50度くらいまで
フェライト系ステンレス(SUS405・SUS430・SUS434・SUS444など)加工性:冷間加工は極めて安易で若干強度も高まります。
    冷間加工で若干硬化しますが、高温焼き入れ(熱処理して急冷)しても硬化せず、結晶を細粒化できません
    ※機械的強度や硬さは重要視されません。
    ※470度付近で長時間使用した場合もろくなります
磁性 :強磁性です。常温で磁性を有します。
耐食性:一般大気中、溶液中ではマツテンサイト系より優れるが還元性溶液には腐食します。
耐酸性:耐酸化性は、マルテンサイト系より上です。
低温性:マイナス20度位までは耐えますが低温は不適切です。析出硬化系ステンレス(SUS630・SUS631など)加工性:液体化処理後、時効硬化処理をして高硬度を得るステンレス鋼で、強さはステンレス鋼の中で最も高いです
    18-8オーステナイト系程度の耐食性も兼ねます。
    固溶化熱処理のままで比較的安易に切削可能で、比較的低い温度で時効析出を起こし硬化するので、熱歪に
    よる変形はほとんど発生しません。
    鍛造など、熱間加工ができ、SUS304系と同様に各種溶接も可能です。2組合金、二相ステンレス(SUS329J1・SUS329J4Lなど)耐食性:オーステナイト系・フェライト系ステンレスの二相組織よりなり、高強度耐食性に優れています。
    オーステナイト系の弱点である応力腐食割れ性、耐孔食性、耐粒界腐食性に優れています。